【トラベル】観光の前にシンガポールと日本の歴史を簡単にシェア




今日は歴史的な背景を少し知った上でシンガポールに旅行に来ると、もっと価値のある時間を過ごせるんじゃないかなということで、シンガポールと日本の歴史を簡単にシェア!


まずはシンガポールの簡単な紹介

本題に入る前にまずはシンガポールの簡単な紹介から。

【国名】
シンガポール共和国

【国語】
マレー語

【公用語】
英語、マレー語、標準中国語、タミル語
*共通の言語としては英語が圧倒的に多い
*英語が浸透しているため中華系は標準中国語を、マレー系はマレー語を、インド系はタミル語をうまく話せない若者がすごく増えてきているみたいです

【住民】
中華系約75%、マレー系約15%、インド系約9%
*日本人は僕のような永住者を含めると約3.5万人いるらしいです
*また人口の4割ほどが外国人とも言われています

【国の大きさ】
約720㎢
*よく言われるのは東京23区と同じくらいとか、淡路島と同じくらいの大きさとか言われますが、こんなの言われたところで分からないですよね笑



豆知識

シンガポール国民の8割はHDBといわれる公営住宅に住んでいます。


そしてこの国ならではですが、HBDがある各エリアでは住んでいる人たちも中華系7.5割、マレー系1.5割、インド系0.8割の比率を保ち、意図的に融和させるよう政府の方針があるみたいです。


なので住居に関しては、中華系の隣の家がインド系、マレー系という感じでまさに『住んでいるだけで異文化体験』という感じです。


俗によく言われる高級マンションに住んでいるのは、ごく一部のシンガポール人と、その他ほとんどが企業が家賃を負担している駐在員です。


純粋なシンガポール人は意外と質素な生活をしているのが実情です。



シンガポールの歴史

シンガポールは、その立地から交易船の寄港地として昔から様々な国の船が出入りする漁村でした。

そのあとポルトガル、イギリスなどに占領され、その中でもイギリス領時代にラッフルズという男を中心に「商業の自由」の原則を基に「自由な港」としてシンガポールの発展に大きく寄与しました。

これを機に華僑やインド系の労働力が一気に流入し、一大都市となるのでした。

今現在もラッフルズの銅像はシンガポールの名所に置かれ、多くの観光客が訪れる場所となっています。

そして本題。日本の占領

シンガポールが日本に占領されていた時代があったことを知っていましたか?
僕は恥ずかしながらシンガポールに来るまで全く知りませんでした。

そしてシンガポールではこの日本の占領時代が、シンガポールの歴史上もっとも暗い時代だった言われています。

1941年12月8日に太平洋戦争がはじまると、日本軍はシンガポールから北にあるマレーシアに上陸し、50日でマレーシアを占領。そのまま南下して、1942年2月7日にシンガポールへの攻撃を開始。

南の海側から攻撃が来ると思っていたシンガポールは、意表を突かれ、わずか約1週間後の1942年2月15日に陥落。無条件降伏を受け入れシンガポールは日本領となりました。

そしてシンガポールは『昭南島』と名付けられました。

軍政を敷いた日本軍は、シンガポールの華僑を『抗日分子』とみなしある時こんなアナウンスを流します。


『シンガポール在住の18-50歳の華僑は21日正午までに所定の場所に集合せよ』


そこで多くのシンガポール華僑が殺されました。

被害者数は諸説ありますが、3,000人から8,000人と言われているらしいです。

これが『シンガポール華僑虐殺事件』。

日本の占領時代はおよそ3年半も続きました。

日本の降伏、そして現在

日本占領の時代は、1945年8月15日の終戦そして、9月12日に降伏文書に調印して終焉を迎えました。そしてそのあとは再びイギリスが統治することになりました。

1959年にはイギリスから自治権を獲得し、シンガポール自治州となります。

1963年にはマレーシアの1州として独立し、1965年にはマレーシアに分離され(シンガポールには願っていないことだった)、1965年8月9日にシンガポールとして独立します。

資源も何もない中で、故リークアンユーという偉大なリーダーを中心に、現在では東南アジアでは非常に稀有な世界的に見ても非常に競争力が高く、世界でも有数の経済大国になっていくのでした。



まとめ

日本ではあまり知られていないことですし、僕自身もシンガポールに来るまではこういった歴史的背景はあまり詳しく知りませんでした。

どうしてもシンガポールといえば『マリーナベイサンズ』『マーライオン』『お金持ち』等のイメージが先行して、観光するにしてもそういったところにしか目がいきませんが、一度日本との歴史を少し勉強するだけでシンガポール観光の味もだいぶ変わってくると思います。

興味のある方はシンガポール国立博物館やチャンギ博物館など歴史のことについて学べるところはたくさんあるので、興味のある方はぜひ。

シンガポール国立博物館
https://www.visitsingapore.com/ja_jp/see-do-singapore/history/history-museums/national-museum-of-singapore/

チャンギ博物館
https://www.visitsingapore.com/ja_jp/see-do-singapore/history/history-museums/changi-museum/

日本人墓地公園
https://www.visitsingapore.com/ja_jp/see-do-singapore/history/memorials/japanese-cemetery-park/#history


最後に

僕の妻は中華系シンガポール人で、おじいちゃんおばあちゃんも中華系のシンガポール人で、まさに虐殺の時代を生き抜いた人たち。

結婚のための挨拶に行くときは正直『怖さ』がありました。自分の知人たちを殺され、強制的に願ってもいない日本の教育・制度を受けさせられた時代の人たちは、まだ日本のことを恨んでるのではないかと。

でもその思いは、一瞬で消されました。

初めて挨拶に行くと『こんにちは』『ありがとう』と日本語で迎えてくれるのでした。

そして話も終始和やかに進んで最後に一言、すごく心に刺さるものがありました。

『私たちは過去見て生きるのではなく、常に未来を見て生きているんだよ』

僕にできることはまだ何もないかもしれないが、このブログを通じてシンガポールという国を少しでも深く日本の方に知ってもらえればなと思っています。

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